わたしたちの想い
わたしたちが太陽光発電事業をはじめた理由。
それは、持続可能な社会を子供たちに残したいという想いからでした。
原発事故が起きなければ見過ごしていたエネルギー問題
弊社代表の折笠はPanasonicにて通信、コンピュータ関係の仕事に従事した後、会津に戻り飲食業を営んでいました。経営する居酒屋ので日々料理と接客をし、これを生涯の仕事にすると決めていました。
そんな中起こった東日本大震災と原発事故。3児の子の親として、福島にとどまることへの懸念と、果たして自分はこのままでいいのかという気持ちが日増しに大きくなっていきました。
原発をはじめとするエネルギーについて書籍や講演会から学びを重ねる中で、一つの確信に至ります。
自分の子供や孫の世代に、安全で豊かなエネルギーと地域社会を残すために、今、自分ができること。それは原発に代わる「再生可能エネルギー」の普及を進めることだ。
飲食事業をやめ、再生可能エネルギーを新たな事業として取り組む事を決意し「会津太陽光発電株式会社」を立ち上げました。
わたしたちが抱えるエネルギーの問題
日本の「エネルギーの自給率」はわずか約4%。原子力エネルギーの再利用を含めても18%です。日本はエネルギー資源に乏しい国です。火力発電所の石炭も、原子力発電の元となるウランも輸入しなければなりません。毎日エネルギーを大量に消費しているのに、日本はそれを自国の資源で作り出せないのです。
石油資源は生活に欠かせないものであり、私たちは今までその恩恵を受けてきました。しかし、石油の利用は便利さと引き換えに様々な問題を生み出します。
・大気汚染、酸性雨を引き起こす
・温暖化の一因
・輸入のために多額の資金を国外に支払わなくてはいけない
・原油価格の高騰が製品の値上げやリストラを生む
・資源をめぐり、国どうしの戦争が起こる
エネルギー輸入のために国外に支払う金額は年間23兆円(2008年度)にものぼります。
その石油も、いずれなくなってしまいます。「今」の私たちは石油を使って便利に暮らせても、子供たち、孫たちの世代はどうでしょう。
「将来は何かいい解決法が見つかるはず」と、問題を先送りにすることは無責任ではないでしょうか。
今、石油よりさらに深刻な問題となっているのが原子力発電です。
「石油に代わる未来のエネルギー」として推進されてきた原発。そこから出る放射性廃棄物の処分方法はまだ決まっていません。
「地層処分」を決めた国もあります。しかし、生物への害がなくなるまで10万年という、途方もない年月の管理期間が想定されています。
今の子供たちが大人になったとき、
安心して使えるエネルギーや豊かな自然は
会津に残っているのでしょうか…?
わたしたちに出来ること
山火事でほかの大きな動物たちが我先にと逃げ出す中、
たった一羽、その小さなくちばしで水滴を運んでは火を
消そうとするハチドリのクリキンディ。
「そんなことをして何になる?」と笑う大きな動物たちに
クリキンディはこう答えました。「私は、私に出来ることをしているだけ」
一人一人は微力でも、無力ではありません。私たちにもできることがあります。
「持続可能な社会」
石油や石炭、天然ガスなどは「枯渇性エネルギー」と呼ばれます。
それらは文字通り、このまま使い続ければいずれなくなってしまうエネルギーです。
それに対し、太陽光や太陽熱、風力、水力、地熱など、失われずに有り続けるエネルギーが
「自然エネルギー=再生可能エネルギー」です。
「いずれなくなってしまうエネルギー」は、わたしたちの孫の世代まで保つでしょうか?
変わらずに使い続けられるのでしょうか。
なくならないエネルギーを使う。それがこの先の世代が地球で暮らし続けられる「持続可能な社会」を作るための方法だと思います。
石油はあと40年でなくなってしまうと言われています。
再生可能エネルギーが、誰もが当たり前に使える「標準」のエネルギーになる日は遠くないはずです。
わたしたちはその動きが少しでも早く進むよう、この事業を立ち上げました。
RYOENG株式会社のミッション
笑顔溢れる社会の実現