蓄電池導入に補助制度がある自治体もあります。
電気は「売る時代」から「自産自消」の時代へ!
買取期間終了後、発電した電気はどうなる?
これまで、太陽光発電で作った電気は出来る限り多く売電することが重要でした。
しかし2019年以降、「余剰電力買取制度(2009年11月1日~2012年6月末)」「固定価格買取制度(FIT法・2012年7月1日~)」の買取期間(家庭用太陽光で10年)が順次終了します。このことが今「2019年問題」と呼ばれており、関心をお持ちの太陽光発電オーナー様も多いと思われます。
買取期間終了後の売電単価は買う電気より低い金額になるとされており、売電のメリットが買取期間中より少なくなってしまいます。
※産業用太陽光発電(全量買取り)の場合は買取期間は20年です。
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買取期間終了後の選択肢は大きく2つ
買取期間終了後の選択肢は大きく分けて2つあります。
2. 電気自動車(EV)や蓄電池と組み合わせて自宅で使い切る
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1. 金額が下がっても売電する
個人宅から電気を購入してくれる電力会社と契約し、売電することになります。契約しなければ、余剰電力は「無償で」流れていくだけになってしまうようです。
2. 自宅で使い切る
多くの方にとって「自宅で使い切る」ことが一番シンプルな解決法ではないでしょうか。
環境省も「住宅用太陽光発電設備等から創り出す再生可能エネルギーの用途を『売却』から『自家消費』へと切り替える」と方針を打ち出しています。
出典:太陽光発電の自立化に向けた家庭用蓄電・蓄熱導入事業(経済産業省連携事業)
「買う電気」は今後燃料の高騰で金額があがりこそすれ、大きく値下げされることはあまり期待できません。
高い電気をなるべく買わず、自宅で発電した電気を使い切る「エネルギーの自産自消」。それが太陽光発電システムによるエネルギーを活かし、エネルギー市場の動向に左右されない、今後の暮らしの主流となると見られており、国も「エネルギー自産自消」の住まいの普及へ注力しています。
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蓄電池で発電電力を使い切る!
平日の日中に不在にされるご家庭では、晴天の昼間に発電した電気の大半は使い切ることができず無駄になってしまいます。そこで蓄電池が注目されています。
蓄電池は2019年以降を見据えて導入量が急上昇しています。2017年は前年比43%増の国内出荷台数となり、さらに昨年大規模停電(ブラックアウト)が発生した北海道では導入数が激増しています。
長らく太陽光発電と蓄電池にはそれぞれ別のパワーコンディショナが必要でしたが、数年前に2台の機能を1台にした「創蓄連携システム」「ハイブリッドパワコン」が登場し流れが変わりました。
蓄電池で生まれる「安心」
主なメーカー
掲載した以外のメーカーの蓄電池も取り扱いが可能です。最適な製品をご提案いたします。
長州産業
・蓄電池ユニットを含めた構成機器15年保証
・組み合わせる太陽光発電のメーカーを問いません。太陽光を設置済みのお宅にぴったりです。
・屋内でも場所を取らない小型ボディ
DMM.make smart
ポイントは停電時でも200V機器と太陽光発電が通常通り使えること。停電時にもIH調理器やエコキュートが稼働できます。オール電化のお住まいには断然おすすめです。
パナソニック Panasonic
2つのパワーコンディショナを一体化したパワーステーションで創蓄連携システムの先鞭をつけました。蓄電池を後づけできるタイプもあり、初期投資を抑えながら将来の備えも可能になります。
蓄電池選びのポイント
こだわりたいポイント重視で選ぶ
- 停電時でも200V機器を使いたい/オール電化のお宅
- 寒冷地だけど屋外に設置したい
- 容量で選びたい
- 寿命で選びたい
すでに太陽光発電設備がある場合
すでにご自宅に太陽光発電設備がある場合、その太陽光発電システムと連携できるかということが重要です。多くのメーカーで他社製太陽光発電との連携が可能ですが、非対応のメーカーもありますのでご注意下さい。
設置事例
三島町観光交流舘からんころん 様 パナソニック
三島町観光協会様が運営する観光案内施設です。太陽光発電と蓄電池システムを設置されました。「パナソニック創蓄連携システム」です。
蓄電池ユニット
壁掛けタイプパワーステーションS
リモコン設定器(青い保護シートを剥がす前でした)。運転モードの切り替えや太陽光、蓄電池の状態がわかります。
「AiSEG2」導入によりエネルギーの見える化をされています。AiSEG2は宅内/外出先からの住宅内の電化製品のコントロールも可能です。
磐梯町・A様邸 オムロン
蓄電池ユニット。奥行きわずか12cm、小型で省スペースです。
型番:KP-BU65-A 蓄電容量:6.5kWh
蓄電池用パワーコンディショナ(PCS)です。太陽光発電のPCSとは別に必要となりますが、組み合わせる太陽光発電システムのメーカーは自由です。A様邸ではカナディアン・ソーラーと併設されました。
喜多方市・I様邸 エネグーン
生産終了しました東芝・エネグーンです。寒冷地である会津地域でも屋外に設置できる点安心感と高性能、良い機種でした。